大半の病院では、複数の看護師がチームを組み、チーム単位で患者さんの看護にあたっています。こうした看護のしかたを「チームナーシング」といいますが、この看護方式は、患者さんから見た場合、担当看護師の顔ぶれが日々回転する弱点があります。そこで最近は、一部の病院や病棟で「受け持ち制」を取り入れているところもあります。これは、ちょうど主治医と患者さんの関係のように、ひとりの患者さんに同じ看護師が継続的にかかわり、看護を進めていく方法です。また、看護師にとっては、患者さんの数だけでなく、重症度も大きく関係してきます。たとえば、回復期の患者さんと、重篤の患者さんでは、同じ一名でも必要とされる看護量が異なってきます。いずれにしても、患者数と看護師数の比率は、数字上の算定のみでは計れない要素があり、しかも、病院や病棟によってかなりばらつきがあります。現状では、わが国の場合、国民ひとり当たりのベッド数は世界有数ですが、いっぽう、ベッド数に対する看護師の人数は、先進国中、もっとも低い水準にあることも知っておいてください。
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