見落としがちな「建物の構造」を見極める

2011.08.15

建物そのものの構造についてもチェックしていきます。部屋に入った際、嫌な臭いがしませんでしたか?下水のような臭いを感じたのであれば、キッチンのジンク、バスルームの排水溝、洗濯機置き場の排水溝を疑ってみましょう。集合住宅では、ジンクや排水溝の管にトラップという水が溜まる部分が設け、下水臭や虫が室内に入り込むのを防いでいます。が、古い物件、手入れが行き届いていない物件では、この部分が詰まっていることも多くあります。臭う場合は不動産屋にいって排水管を掃除もしくは交換してもらいましょう。排水の不備は、悪臭の原因となるばかりでなく、不衛生です。建物全体の排水設備そのものに問題がある場合は部屋の外でも同じ匂いがします。雨の日のたびに悪臭が洗濯機や風呂場の排水溝をのぽってくるでしょう。パスした方が賢明です。なんだかカビくさい。そんな時には押し入れの奥を見てみましょう。変なシミが残っていませんか。また壁のクロスの端が少し浮いてないでしょうか。湿気のこもる部屋かもしれません。匂いがかすかであっても「まあいいか」で済ませるとあとで痛い目に遭いかねません。あなたが内見する部屋は、室内クリーニングがしっかりと行なわれ、悪臭は押さえ込まれているからです。その場に長くいるとわからなくなってしまうので、部屋に入った瞬間に確認しておきましょう。次に、窓、ドア、扉のたてつけです。窓やらドアやらが開けづらい、閉めづらいというのは問題外です。直してもらうか、直らないようであれば別の物件を探した方がいいでしょう。歪んだ家ほど危険なものはありません。知っていますか?日本は地震が多い国なんです。グラグラつときだ時にはペチャンコになっているかもしれません。ベランダがある場合は、広さも重要な確認ポイントです。布団も洗濯物も干せないようなベランダは、泥棒の入り口にしかなりません。物干し竿をかけるフックがない場合は、バスルームのランドリーパイプ(天井につけられている洗濯物干し)を使って干すか、それもなければ自分で取りつけることになります。また、ベランダの排水溝が詰まっている場合は、入居までに掃除してもらいましょう。周囲に建物がある場合には、見通しがよすぎないかも確認しておきます。周囲から丸見えの場合は、ずっとカーテンを閉めていなければなりません。エアコンが備えつけでない場合は、室外機を置くスペースが必要になり、壁にクーラースリーブ〈ホースを通す穴〉がないと取りつけもできません。2階以上の場合は、非難ハッチがあるかも確かめます。あるかどうか確かめるということは、開けてみて使えるかどうかを確認するということです、念のため。下見や内見は、昼間に行くのが普通ですが、夜のことを考えておかないと失敗するケースがあります。住宅街であれば、部屋にたどりつくまでに、街燈はきちんとついているでしょうか。夜の人通りは多いか少ないか、安全性を中心に調べましょう。大きな駐車場や公園は夜の危険が高まります。「痴漢に注意」などの立て看板を見つけたらなおさらです。夜は人通りが少ない可能性が大だと心得ておきましょう。

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