在来マンションの外断熱改修

2011.07.06

南海辰村建設ではビルの改修事業も行っているので、外断熱への改修についてもうかがいました。どのような在来マンションでも、外断熱への改修は可能なのでしょうか。「内断熱の建物は、そのまま外断熱を足しても効果は減殺されます。せっかく暖房しても、内側に断熱材があるので躯体が温まりませんから省エネにならない。どうせだから内断熱をはがして内装も一緒に直そうということになれば、一人前の外断熱改修になります。また、耐震性の問題で、そのままで外断熱への改修ができないケースもあります。直下型の地震を想定して補強したうえで外断熱を施せば、100年性能を付加することは技術的には十分に可能です。これから多くの建物が寿命を迎えますが、ユーザーにはいろいろな選択肢があると思います。建て直す方法もありますが、容積率などの既得権を活かして改修するメリットも小さくありません。木造の建物で、大工さんはよく『中普請』と言います。築15年くらいで一度手を入れると、より長持ちするというわけです。在来の鉄筋コンクリートの建物なら30年くらいで大規模改修が必要、そのときに外断熱という選択肢は検討に値するはずです」(関係者)。しかし、マンションオーナーにとっても、外断熱のイメージはまだまだ定着していません。鉄筋コンクリートの建物を外断熱に改修するという発想すらない場合がほとんどではないでしょうか。その意味でも、私たちNPOの果たすべき役割は大きいものと考えています。